「小田原をみんなの目的地にしたい」泊まれるおまつりティピフェスが出来るまで
WRITER
宮島麻衣
ゲストハウスめぐりが趣味のライター、みやじまです!
2019年10月19日(土)、神奈川県小田原にあるゲストハウス「Tipy records inn(ティピー・レコーズ・イン)」にて、泊まれるおまつり「ティピーフェスタ」(通称「#ティピフェス」)が開催されます!
当日は小田原を拠点とする素敵なお店がたくさんブース出店するほか、17時からはトークイベントを開催。
「今の時代のいい宿ってなんだ!?」をテーマに、「ジモコロ」編集長・株式会社Huuuu代表の徳谷柿次郎さん、鴎来堂代表・かもめブックス店長の柳下恭平さん、そして旅人ならだれもが知る人気ゲストハウス「Nui.」を運営するBackpackers’Japanの石崎嵩人さんが登壇します。
実はこのイベント、くいしん株式会社も企画段階からいろいろとお手伝いしていまして、先日作戦会議に参加してきました!
どうしておまつりをやりたいのか?
ゲストハウスがおまつりをやる意味って?
などなど、熱く語りあった舞台裏をイベントより先にお届けします。
本編に入る前に、Tipy records innの説明をちょっとだけ。
場所は、小田原駅東口から徒歩3分。古きよき日本が感じられる古民家を改装して作られたゲストハウスです。
宿はいくつかの棟に分かれていて、築65年の古民家を宿泊施設として改装したTipy records inn、別棟として同じく築50年の古民家を改装した一棟貸切旅館のTipy records houseやアパート一室貸切りのTipy records roomなどなど…が、徒歩数分以内の場所に点在しています。
宿からは小田原城まで歩いていけるほか、箱根までバスで15分、富士山方面へのアクセスもよく、温泉やハイキングを楽しみに多くの人が訪れます。
それと、もうひとつ。
Tipy records innには「レコード・ディスカウント」という、ちょっと変わった割引があります。宿泊の際に思い出のレコードやCDを寄贈すると宿泊料が割引になるというもの。
宿の入り口では、旅人が持ち込んだ世界各地の音楽と、持ち主の思い出が記された「レコード・ペーパー」を読むことができます。
もともと音楽がすきで、バンド活動もしていたオーナーのコアゼユウスケさんが、宿を「音楽が集まる場所」にしたいということで実践しているユニークな仕掛けです。
世界中の旅人の思い出の音楽に触れられるって…ロマンがすごい!
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さてさて、本題です。
そんな小田原のゲストハウスが今回おまつりを開催することになり、この日はイベント告知直前の最終ミーティングが開かれていました。
参加メンバーは左から…
QUISHINCOM主宰のくいしん
スタッフの小河原栞里さん
小田原出身のイベント企画協力者・根岸あみさん
マネージャーの田中美奈子さん
OKAMIの内田あさみさん
オーナーのコアゼさん
です。
出店者も、イベントの登壇者もほとんど決まって、あとは告知のみ…というタイミングでくいしんさんが「イベントをやる目的」を改めて問いかけました。
いつもどこかへの「経由地」だった小田原を「目的地」にしたい
くいしん
改めてですけど、どうしておまつりをやろうと思ったんでしょう?
コアゼ
普段、Tipy records inn(以下、ティピー)に来るお客さんは、小田原に来たいわけじゃなくて、箱根とか富士山に近いからっていう理由で来る人がほとんど。
だけど本当は、ティピーやティピーの周り、小田原の魅力を目的に来てくれる人を増やしたい、というのがあるんだよね。
コアゼ
だからイベントを通じて、ティピーに行ってみたいと思ってもらえる1日を作れたら一番うれしい。
ティピーだけじゃなくて、今回出店してくれるお店は、普段、自分も利用しているうまい店とかすごいと思う店ばかりだから、そういう小田原の魅力的なお店もイベントを通じて紹介したいなと思ってる。
トークイベントに出てくれる柿次郎さん、柳下さん、石崎さんを目的に来てくれる人も、今回はいると思う。で、来てもらったついででもいいから、小田原のいいものを知ってもらって、今度また小田原に遊びに来たいと思ってもらえたら大成功。
あとは意外に、小田原に住んでいても、小田原の人やお店をあんまり知らなかったりするんだよね。そういう地元の人同士が出会う場にもなればと。
小河原
イベントがあると、足を運ぶきっかけになりますよね。
くいしん
前にもEVERY DENIMを呼んでイベントをやってたけど、そのときはやってみてどうでした?
コアゼ
あのときは、フラッと来てくれた人も結構いたんだよね。そして、その人たちのティピー愛が増したのは間違いないと思う。たぶん。
あさみ
ティピーとしては、それが一番うれしいよね。うちに来るのを楽しんでくれる人が増えて、どこかで「小田原に遊びに行きたいと思ってるんだよね」って話が出たときに、「こんなところがあるよ」って一言、言ってもらえたら。
宿がやるからこそできる「泊まれるおまつり」
あさみ
トークイベントを聞きたいって人は、遠くからでもその日はティピーを目的地に来てくれると思うんだけど。
地元の人に関してはそうじゃなくてフラリと覗きに来る人が多いと思うの。だから、その人達にも「なんか面白い空気感だから最後までいちゃった」って感じで、夜のトークイベントまで残ってもらえるようにしたいよね。
くいしん
もうひとつやりたかったのが、ティピーはあくまで宿だから「泊まってほしい」というところなんだけど。都内や小田原以外の場所から来た人が、泊まってくれて、なんなら次の日、小田原でご飯とか食べて帰ってくれるといいなーみたいな。
コアゼ
それは一番理想的だよね。ティピーを目的に来てくれて、泊まってくれて、小田原のことも知ってもらって、最高。
田中
その日も泊まれるんですもんね。
コアゼ
もちろん。イベントが終わったあとは泊まれるようになってる。
根岸
それ、「泊まれるおまつり」とか言っちゃったら面白くないですか?
くいしん
あっ! それだ!
小河原
いいですね!
田中
泊まれるおまつり、すごくいいと思います〜! ゲストハウスがやるイベントですもんね。
なんで“フェス”なの?
くいしん
あとは今日、イベントのタイトルを決めたいと思っております。
コアゼ
「ティピフェス」にしようと思ってるけど。
くいしん
お祭り、マーケット、マルシェ、パーティとかいろいろあるけど、なんで“フェス”なんでしょう?
根岸
来る人が、どの言葉が一番しっくりくるかですよね。マーケットだと「買い物に行く」って感じがする。お客さんがイベントに行くときの心の感覚みたいなものが違いますよね。
あさみ
そうすると、マーケットではないね。
コアゼ
もっと体験的な感じ。
くいしん
なるほど。フェスというのは、アーティストや主催者じゃなくて、あくまで来場者が主役なんだよね。「場を楽しむことが第一義」ということであれば、それをフェスと呼ぶのは腑に落ちる。
ティピーは音楽の宿だから、そこから発信していくものが、ゆくゆくはいわゆる音楽フェスのような存在になっていくという未来も想像しやすいね。
コアゼ
それは全然ある。いずれ音楽フェスにしていきたい…っていう思いももちろんあるし。そのオリジナリティを作る基盤が、今年のフェスなわけで。
根岸
でも、いろんな世代の人に来てほしいと考えると…。ちょっと年配の世代だとフェスじゃなくて、もう一文字つくんですよね「フェスタ」とか(笑)。
全員
ティピーフェスタ…!
そんなこんなで「ティピーフェスタ」は10月19日(土)開催です!
小田原の楽しいものが詰まった「ティピーフェスタ」。略して「ティピフェス」。詳細はこちらのFacebookページからご確認ください。
地元のいいものや、近しい思いを持つ人たちをギュッと集めてお客さんに紹介できるゲストハウスって、すごくおもしろい場所だなと思いました。
ゲストハウスならではの「泊まれるおまつり」。この日を機に、小田原という街があなたの特別な街になりますように。
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「#ティピフェス」に関する情報はTipy records innが、Twitter、Facebook、noteにて発信しています!
▼Twitter
コアゼユウスケ
https://twitter.com/koaze_GLAMTANKS
▼Facebook
\泊まれるおまつり/「 ティピーフェスタ」<入場無料・小田原駅 徒歩5分>
https://www.facebook.com/events/2522658561339446/
▼note
Tipy records inn
https://note.mu/tipyrecordsinn
(この記事は、Tipy records innと協働で製作するsponsoredコンテンツです)
- text&photo by Mai Miyajima