音楽業界は常に次の時代を示唆している

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くいしん twitter.com/Quishin
若林さんが言っていたように音楽業界は常に次の時代を示唆している。
10年前は「フェスは飽和状態。これ以上増えても客の取り合いになるだけ」と言われていた。実際のところは知っての通り、日本のフェス史上は今も拡大を続けている。
では、今、メディアは何をしたらいいかっていうとやはりイベントや店舗など場づくり。
都内でトークイベントをやるとあっという間に人が集まる。
「都内のイベントありすぎ~」なんて声も聞くけど、それは古参の声に過ぎないと思う。
「メディア主催のイベントに行きたい人」はまだまだ増える。
「メディアがやってるお店やフェス」に行きたい人もまだ増える。
ほぼ日もCINRAも箱庭もフェス(的なイベント)をやっている。
なんならこれから数年でそれが当たり前になるにつれて、そうやってイベントに足を運ぶことが「意識の高い人たち」のやることではなくて、一般層へと広がり、「ふつうのレジャー」になっていく。
そのときまでに、そういった場所を使って、どんなふうにリアルなコミュニケーションを設計・用意できるかというのが、今メディアが考えるべきことだと思う。