「文化51%経済49%」

WRITER

くいしん twitter.com/Quishin

松場 理想の裏側には現実もあって、現実のためにどういったことをやっていくべきなのかということの中で出店させていただきますし、効率を求めている部分ももちろんあります。

ただ、じゃあ効率だけでやっているかというと、お店のスタッフは決して効率だけで働いているわけじゃないんですよね。その場所、その土地であくまでお客様を大切にして、喜んでいただこうと真摯にがんばっていただいている。

うちは「文化51%経済49%」という言い方をするんですけど。文化ばっかりにすると、商売として成り立たない。その1%の差が実はすごく大事なんじゃないかと。

その1%の間で試行錯誤しているところも含めてみなさんに楽しまれて、共感いただいているポイントなのかなって思ったりもします。

これは大事にしていきたい。

ずっと心に留めておこう。

お金の限界が見えつつある世界で。または文化の時代について

「金が正義」という経済の時代の終わりが本格的に見えてきたことによって、ビジネスや広告を主軸に働く人でさえも、「文化の時代」を意識し始めた。 文化とは“人の心の集積”である。「人の心」とは、愛、美意識、信念、矜持、

志村正彦を愛した皆様へ

あれから5年が経った。記憶を整理するのに5年という月日はきりがよくてちょうどいい。 僕にとってもそれは、悲しみを、悲しみとして告白できるくらいにしてくれる時間であった。 正直に言うと毎年この季節になると、志村について

185,000字で書く、andymoriのすべて(1/6)

アンディモリの原稿を書かせてもらうことにした。 もともと、アンディモリについてはいつか書きたいと思ってはいたのだ。けれど、彼らの作品に触れたことがある人には分かってもらえると思うが、彼らの楽曲はあまりに難解で複雑だ。